ぽっこりお腹は便秘が原因?!解消するために必要な3つの力とは?

ダイエットしてるのに、なかなか痩せない…

だけじゃなく、下っ腹が出ていたり、ウエストがサイズアップしてしまった方も多いのではないでしょうか?

 

それ、便秘が原因かもしれません。

実は無理な食事制限を中心としたダイエットは、便秘になりやすいんです。

便秘になると腸内に便が溜まるだけでなく、腸内環境が悪化してガスが大量に発生することで、お腹が張る原因にも。

今回は便秘のメカニズムとその解消の仕方をご紹介します!

 

女性が便秘になりやすいのはどうして?

医学的に便秘とは3日お通じが来ないこととされています。

日本の女性は、約2人に1人が便秘と言われており、そのうちな約65%の人は、5日に1回しかお通じがこないそう…!

では、どうして便秘になってしまうのでしょうか?

 

女性が便秘になりやすい理由とは?

男性よりも女性に多い便秘。

なぜ女性は便秘になりやすいのでしょうか?

それは、便を押し出すための腹筋が弱いから。

また、ダイエットで食物繊維が不足しがちだったり、ストレスが溜まっていたりなどが挙げられます。

理想は毎日1回自然に便が出るのがいいですね。

 

ちなみに男性は、40代を中心にお腹を下す人が多いんです。

原因としては仕事のストレスや脂っこい食事が考えられます。

 

あなたの腸年齢は何歳?腸年齢チェック
  • 運動不足
  • 肉食や外食が多い
  • 便が堅く、すっきりと出ない
  • 便の色が茶褐色または黒っぽい
  • おならや排便後のニオイがきつい
  • 野菜が嫌い、またはあまり食べない
  • 便秘気味(または時々、下痢をする)
  • ストレスが多く、飲酒や喫煙量が多い
  • 牛乳や乳製品が嫌い、ほとんど口にしない
  • 顔色が悪く肌につやがなく、老けて見える
 

0個…善玉菌が優勢で腸年齢は若々しい、理想的な腸内環境です。ぜひ今の生活をキープしてください。

1〜2個…結果的にはまずまずの腸年齢=ほぼ実年齢です。排便リズムや食生活が乱れないように意識をもっと高めましょう。

3〜5個…腸年齢は実年齢+10歳とやや老け気味。運動をする、ストレスを溜めないなど、生活習慣の改善を心がけましょう。

6〜8個…腸年齢は実年齢+約20歳!悪玉菌が増加し、腸のヨボヨボ化が始まっています。野菜中心の食生活に見直しましょう。

9個以上…腸年齢はヨボヨボの瀕死状態です。排便のことだけでなく、疲れやすいなど悩みも多いのではないでしょうか?このままだと、生活習慣病などの病気になる可能性も…!

 

便秘が体に与える悪影響とは?

便秘だけでも辛いですが、この状態が続くとどうなるのでしょうか?

便秘が体に与える影響①お腹が張る

ほとんどの人が感じるであろう、お腹が張る感じ。

便秘だと、悪玉菌が腸内でどんどん繁殖していくので、食べカスが腐って、ガスが発生しやすくなります。

そうするとお腹が張っている感じだけでなく、見た目にもお腹がパンパンに…!

 

便秘が体に与える影響②腹痛

便秘だと腹痛にもなりやすくなります。

便やガスが腸に溜まっているというのは、完全に出口が塞がれ、狭いところに閉じ込められたようなもの。

そんな状態で、便やガスを腸の入り口から肛門側に送ろうとするので、その時に痛みが生じやすくなるんです。

S字に曲がるS状結腸の部分は特に腸のたるみが多いので、腹痛を起こしやすくなります。

 

便秘が体に与える影響③食欲不振

食欲不振は便秘が続くと腸全体の働きが悪くなって起こりやすくなります。

さらに消化管に消化液が貯まりやすくなり、吐き気を起こすことも…!

 

便秘が体に与える影響④肌トラブル

便秘による内臓のトラブルで血行が悪くなり、新陳代謝が滞ることによって、肌のハリやツヤがなくなったりすることもあります。

また、腸内に溜まった老廃物が腐敗して毒素が出ることで、肌にニキビや吹き出物、シミができることもあるんです。

 

便秘が体に与える影響⑤その他の症状

便秘はその他にも頭痛、不眠、めまい、肩こり、イライラするなどを引き起こすこともあり、一生懸命に硬い便を出そうとすることで痔になってしまう人もいます。

 

このように、さまざまな症状を全身に引き起こすリスクが便秘にはあるんです。

 

便秘を解消すれば痩せるは嘘!?

誤解しがちなのが、大量に便が出たからと言って、体重が減って痩せるという考え。

便は水分が約70%、腸内細菌の死骸が約20%、あとは食べカスでできているので、たくさん出したところで身体の脂肪が減って痩せることには直接つながりません。

 

健康的な日本人の便の重さはおよそ200g。

排便するときに400mlの排尿も自然に行うので、合わせてだいたい600gほどの老廃物が排出されます。

なので、トイレに行ったあとに体重が減っているのは当たり前。

痩せたわけではないんです。

便秘を解消することは痩せやすい体をつくる!

便を出す=痩せるわけではないのがわかりましたが、実は便秘を解消することが痩せやすい身体づくりに欠かせないんです!

なぜなら便秘を解消することが腸内環境を良くすることだからです。

 

腸内環境についてはこちらの記事をチェックしてみてください。

 

便秘は腸内環境が乱れている証拠。

腸内環境が整っていると、血液やリンパの流れが良くなって代謝がアップしたり、むくみにくく、脂肪が燃焼しやすい身体になります。

さらに、小腸からの栄養素の吸収も良くなり、全身に血が巡ることで、お肌の調子まで良くなる効果も!

 

便秘を改善するには?

便秘を解消するには3つの腸の力を鍛えるのが大事。

便秘解消に必要な腸の力①うんちを作る力

まず、うんちの材料になる食物繊維を積極的に摂っていきましょう。

食物繊維には水分を保つ働きがあるので、しっかり食物繊維を摂ることで便が硬くなりすぎるのを防ぐことができます。

肉食女子は便秘になりやすいので、お肉を食べたら穀物、いも類、豆類、ひじき、寒天、果物、野菜、きのこなど食物繊維をたくさん含むものを摂ってください。

 

また、こまめに水分を摂るようにしましょう。

朝は腸が目覚め、活発に動き出せるように、水や牛乳などの水分をコップ1杯摂る習慣をつけるのがおすすめです。

ただし、太るからと言って油を全く摂らないのはNGです。

痩せるために油分の摂取を控えると、便の滑りが悪くなって、ますます出にくくなることも。

油も適度に摂るようにしましょう。

便秘解消に必要な腸の力②うんちを育てる力

善玉菌を増やすために納豆やヨーグルトなどの発酵食品からビフィズス菌を摂るのがおすすめ。

ヨーグルトなら1日約300g、腸内細菌のエサになるオリゴ糖と一緒に摂りましょう。

 

便秘解消に必要な腸の力③うんちを出す力

便は腸の動きによって押し出されるので、腸のまわりの腸腰筋を鍛えましょう。

キツイ筋トレは必要ありません。

エスカレーターを使わずに、階段の上り下りにかえるだけでいいんです。

 

便秘解消法としてはその他にも腹部のマッサージやツボも効果的なので試してみてください。

腸のマッサージ
腸が刺激されて、排便を促すことが期待できます。

 

①仰向けになります
②両手の人差し指から薬指までの3本の指を使って、おへその周りを時計回りにマッサージ

 

ひらがなの「の」の字を書くように30回ほど、ゆっくりマッサージしましょう。

おすすめは、寝る前や入浴後など体がポカポカ温まっているときです。

便秘に効くツボ

手首にある「間使(かんし)」は、腸の動きを活発にしてくれるツボ。

お腹が張って苦しい時に押してみてください。

間使のツボは腕の内側の、手首から指4本分上がったところにあり、左右の腕の両方にあります。

親指をツボにあて、残りの指で腕を支えるようにしながら、2〜3分ずつ、ゆっくりもんでみてください。

 

実は排便時の姿勢も大事。

誰もが一度は見たことのある『考える人」のように、ひじが太ももに付くぐらい前かがみの姿勢になると、スッと出やすくなります。

 

便秘はただ出せば良いわけじゃない!いいうんちとは?

うんちには腸内細菌や粘膜が含まれているため、うんちを見れば、その人の腸内環境がわかる、と言われています。

健康な人のうんちは、約80%が水分で、残り20%のうち食べカスがだいたい1/3。

さらに1/3ずつを、腸内細菌と、代謝によって剥がれ落ちた腸の粘膜が占めているんです。

なので、「いいうんち」を出す腸は善玉菌が優性、「悪いうんち」が出る腸は悪玉菌が優性だと推測できます。

 

いいうんち
  • いきまなくてもストーンと出る
  • 水の中に浮く
  • 黄色か黄褐色
  • バナナ2~3本分
  • 臭いがキツくない
  • 練り歯磨き以上、バナナ以下の硬さ
悪いうんち(女性に多いカチカチうんち)
  • 強くいきまないと出てこない、固い
  • 水の中に沈む
  • 臭い
  • 大きな塊、またはコロコロしている
  • 茶色かどす黒い
他にミミズのように細いうんち、ドロドロうんち、ビシャビシャうんちなど、ゆるいうんちも「悪いうんち」です!

 

便は、漢字のとおり腸からの「お便り」。

トイレでお通じをしたあとは、うんちの色や形を観察するように心がけましょう。

うんちから腸内環境を推測して、食事や生活を整えることができます。

私は水分不足でコロコロした便がよく出ていたのですが、ご紹介したように毎朝コップ1杯の水を飲むようにしたり、エスカレーターを使わず、階段を利用するようにしただけで、便秘が解消されました!

毎日お通じがあると、スッキリするし、何より1日元気になるんですよね〜

まとめ

便秘は一般的な症状で、体質によるものだと考えている人が多いですが、食事や運動などの生活習慣を見直すことで便秘を解消することはできます。

 

もし、便秘が続いて、下痢と便秘を繰り返したり、お腹がパンパンに感じるのがひどくなったり、肩こりや頭痛、吐き気などの症状がある場合は、市販の下剤に頼らず、早めに病院へ行きましょう。

これらの原因として糖尿病や甲状腺の疾患、大腸がんなどの等があるので、気になる場合は一度、病院で検査を受けてみてください。

 

痩せやすい身体づくりは1日でできませんが、確実に体重を落とすことができるし、何より体に負担をかけないので続けやすいんです。

私も最初はなかなか痩せないことに焦っていましたが、続けていくうちにぽっこりお腹も少しづつへっこんできました。

リバウンドすることもないし、今では毎日快便なのでお腹だけでなく、気分もスッキリ!

 

年齢関係なく、何歳になっても腸内環境を変えることができるので、少しづつ改善していきましょう!

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