ガードルで締めつけすぎは逆効果?痩せない原因は着圧にあった!

ガードルだけでなく、今や靴下、ストッキングも「着圧」機能付きの商品が販売されています。

着圧機能がついてるかどうかで商品を購入する人も多いはず。

私も着圧が強ければ強いほど、痩せる効果があると思っていました。

ところが強い締めつけのガードルを無理して履いていたところ、逆にむくんでしまうし、もともと冷え性だったのがさらに冷えてしまったんです…!

今回は着圧の正しい知識を知って、効果のあるガードル選びに役立てていただきたいと思います。

 

そもそも着圧って何?

締めつけの圧力を表しているのが着圧。

下着や靴下などを着用した際に、その部分に圧力を加えることで、むくみ解消や疲労の軽減、スポーツ能力の向上などを目的としている機能なんです。

大事なのは、目的に応じた着圧商品を選ぶこと。

圧力が強ければ効果が高いわけではありません。

下着や靴下などを着用したときに「痛い・キツイ・かゆい」と感じてしまう場合は、サイズが小さいか、圧力が強すぎて合っていない可能性が…!

 

「段階着圧設計」や「hPa(ヘクトパスカル)」って何のこと?

ガードルなどのパッケージに「段階着圧設計」や「hPa(ヘクトパスカル)」などの記載を見たことがあると思います。

いまいちよくわからないまま購入している人も多いはず。

身体にかかわる重要な情報が記載されているのでここでしっかり把握しておきましょう。

 

「hPa(ヘクトパスカル)」って何?

hPa(ヘクトパスカル)とは、その商品の圧力(引き締め力)を表す数字のこと。

数字が大きくなればなるほど締め付けが強くなります。

例えば13hPaと16hPaだったら、16hPaの方が締め付けが強いということになります。

 

段階着圧設計って何?

お尻、太ももなどむくんで太くなりやすい部分それぞれに、違う強さの圧力をかけて引き締める機能。

よく商品パッケージの裏に着圧の詳細が記載されていますよね。

 

グラデーション着圧って何?

全体に細かい着圧がかかっており、段階着圧設計と比べて優しく快適な履き心地。

強い着圧があまり感じられないので、締めつけが苦手な方や、はじめて着圧商品を着用する方におすすめです。

 

着圧が身体に与える影響とは?

どうして着圧は体にいいの?

圧力が体に加わることによって、筋肉と血管もグッと収縮され、血液の流れを活発にしてくれるんです。

血液循環が良くなると、全身の筋肉に栄養を供給し、老廃物の除去も早まって、疲労が軽減されます。

 

注意してほしいのが、やみくもに強い圧力を加えるだけでは体に良くないということ。

私のようにむしろ具合が悪くなるなど逆効果になってしまいます。

体の部位はもちろん、着用する時の場面(日中・運動中・夜間・就寝中など)の違いで効果的な圧力が全然違うんです!

 

体を締め付けすぎると逆効果になるワケとは?

残念なことに女性の身体は年齢を重ねるごとに脂肪がつきやすくなってしまいます。

その原因は食べすぎや運動不足、代謝の悪化などさまざまですが、体重が昔と変わらなくても、脂肪が増えてどんどんボディラインは変わっていっているんです。

 

ボディラインが変わっているにもかかわらず、下着は昔のサイズと同じままになっていませんか?

ブラやパンティの跡がくっきり身体に残るようなら、その下着は小さすぎるということ。

窮屈な下着を着用し続けると血行不良や自律神経の乱れなど、健康にはもちろん美容にもダメージ大!!!

締めつけが強い下着は常に身体にストレスを与え、自律神経を乱すことになります。

そして乱れた自律神経は血行不良や代謝の悪化を招き、それで体温が低くなって、その冷えがまた血行不良に繋がり…と負のループにはまってしまうんです。

 

私自身、妊娠出産を除いて体重変化はほとんどせず、体重が変わらないからサイズも変わらないと思い込んでいた1人だったんです。

ですが、妊娠出産を経験し、30代に入り…体重は変わらなくても明らかにボディラインに変化が…

見て見ぬフリもできなくなって、改めてサイズをきちんと測ってみたら、やっぱりサイズが変わるほどボディラインも崩れていたんです。

サイズは定期的に測りましょう!

 

締め付けすぎると身体に与える悪影響とは?

では、体を締め付け過ぎると具体的にどんな変化が体に起こるのでしょう?

①冷え

冷えは万病の元と言われているように、女性の敵です。

締めつけすぎの血行不良によって体温の低下を引き起こします。

 

②生理痛

生理痛も血行不良によって、生理痛を悪化させることに!

 

③便秘

血行が停滞すると腸の動きまで鈍くなります。

これが便秘の原因に繋がってしまうんです…!

 

④むくみ

冷えや血行不良が顔や身体をむくませます。

 

⑤姿勢の悪化・肩凝り

窮屈な下着を着用することで姿勢が歪んでしまうんです…!

また、血行不良は肩凝りの原因にもなっています。

 

⑥ボディラインが崩れる

締め付けが強すぎる下着は胸やおしりの形を崩す大きな原因に…!

着圧が強すぎる下着は美しいボディラインの妨げです。

 

⑦老化

血行不足・代謝不足で老廃物を溜め込んでしまう身体になってしまいます。

錆びた身体は老化に直結するので要注意!

 

⑧肥満

代謝の悪化=肥満です。

痩せためには代謝の巡りを良くすることが重要。

 

⑨肌荒れ

代謝が悪くなると、肌のターンオーバーがうまく機能せずにお肌がボロボロになります。

 

⑩イライラ

自律神経が乱れてリラックスを促す副交感神経が抑えられると、イライラして気持ちが不安定になります。

 

私は強い着圧のガードルを無理やり履いていて、気持ち悪くなったのもありましたが、冷えも強い症状として出ていました。

はじめは「着圧が足りないから冷えるのかな?」と思っていましたが、その逆だったんですね。

気分が悪くなっては仕事に支障が出るので、締めつけがソフトなガードルに変えたところ、冷えも緩和されました!

 

 

ガードルなどの下着類を選ぶべきポイントとは?

締めつけすぎると身体にもたらす悪影響がわかりましたが、着圧ゼロがいいのかというとそうではありません。

例えばノーブラ、ノーパンのようにサポート力ゼロの下着は、摩擦や締めつけによる肌ストレスはもちろん少なくなります。

ですが、重力の影響をモロに受けてしまうので、垂れてゆるんでくると言ったボディの劣化を促してしまうんです。

 

おしりを上げたり、お腹や太ももを引き締めたりする補正下着が悪いのではなく、自分のサイズに合わない窮屈なガードルや締めつけが強すぎるガードルがダメということ。

肌に優しい低刺激の素材や裁縫で、締めつけが強すぎないガードルを選びましょう。

欲を言うと保温・吸湿・吸水などに配慮された動きやすいものがいいですね。

 

また、どんなに良いものでも、着用すると多かれ少なかれ蒸れが生じるので洗濯は必須。

着圧商品の洗濯に関しては注意が必要で、基本的に「手洗い・日陰乾燥・乾燥機不可・漂白剤不可」という規定があります。

商品や材質によって違いはあるものの、これを守らないと着圧が弱くなり、効果が薄くなってしまうんです。

長い間着用して、着圧が弱くなったら変えるようにしましょう。

複数枚を交互に使うことで長持ちするので、お気に入りのガードルが見つかったら、複数枚購入するのがベストです。

 

まとめ

人それぞれ締めつけの強さに好みはあると思います。

ですが、それで思うような結果が得られていないようであれば、締めつけが強すぎるのが原因かもしれません。

よく口コミで締めつけが弱いという感想を見かけますが、着圧が強いこと=効果があるわけではないので、一度サイズや着圧を見直して見てくださいね!

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