下半身太りの原因はよく冷えと言われています。
かくいう私も下半身太りに悩めるひとりで、しかも冷え症持ち。
冬になるとつま先が青黒くなって、明らかに血が通っていないのがわかるほどの末端冷え症だったんです。
冷え症を改善すれば下半身太りも解決するということで、なんとかしようと奮闘してみました。
調べてみてわかったのが、今まで冷え対策と思ってやっていたことが全然効果がなかったことが判明!
今回は冷えと下半身太りの関係や正しい温活方法を私の体験談と共にご紹介したいと思います。
目次
冷え症の現代人!どうして冷えるの?
寒くなって手足が冷たくなるのは普通のことですが、冷えが辛く、とても不快に感じることが冷え症。
この冷え性、最近多いですよね。
現代人の平熱は35.5〜36.3度ですが、50年前は36.5~37.2度だったんです。
なぜ、こんなにも冷え症が増えてしまったのでしょうか?
冷えの原因①運動不足
筋肉が体温の4割をつくっています。
なので筋肉が多い人は発熱量も増えるので、男性に比べて筋肉量の少ない女性に冷え症が多いのは当然のこと。
ですが、最近は車や電車、ル◯バや洗濯乾燥機などの便利家電が普及したことによって、普段から運動する機会が少なくなりました。
冷えの原因②食生活の変化
現代では食べないダイエットや、菓子パンやおにぎりなど炭水化物ばかり摂っている若者に冷え性は多いです。
実は炭水化物は体内で糖になりますが、糖のエネルギーは熱になる前に様々な所で消費されてしまいます。
さらに、筋肉を使わないと十分燃えないので運動しなければいけないんです。
なので、炭水化物ではなく、たんぱく質を摂取した方が、食後すぐ熱を生み出すのでおすすめ。
また、水分をたくさん摂ることが良いことのように言われていますが、がぶ飲みすればいいわけではありません。
正しく水分を循環させるには血流をよくしなければならず、血行不良だと排出できなかった余分な水が体に残ってしまいます。
たとえれば濡れた水着を着たままでいると寒くなる状態。
水分の摂り過ぎは冷えを促すんです。
③入浴時間の短縮
1人暮らしだと特にシャワーで済ませる人も多いですよね。
ですが、シャワーだけだと体が温まりません。
また、冷え性防止には冬だけでなく、夏も入浴するのがポイントです。
私は3つともすべて当てはまっていました・・・
運動苦手だし、白いごはん大好きだし、一人暮らしだったのでお風呂を用意するの面倒だったんです。
皆さんも当てはまっていませんか?
体温が1度下がるだけで、3キロ太る?!冷えが招く体の変化とは?
体温が下がると体が冷えるだけではなく、ぎゅっと血管が収縮するため、血行不良に。
全身の血流が滞ると、体の端々に必要な成分が届かなかったり、不要な老廃物が回収されにくくなったりするのです。
熱の流れが体内で滞ると冷え症に・・・!!
冷えることで栄養が細胞に行き渡らず、熱(=エネルギー)が作られなくなり、その熱(=エネルギー)が足りないと、内臓のはたらきが悪くなり、血流も悪くなります。
それがさらなる体の冷えに繋がる…という負のループにはまってしまうのです。
ここで熱が流れるしくみをみてみましょう。
- ①熱を作る食べることで食物を消化吸収したり、運動して筋肉を動かしたりすると熱が生まれます。
また、基礎代謝=生命維持に必要な活動からも、熱が発生します。
- ②熱を運ぶ①で作られた熱は血液に乗って、血管を通り身体全体に運ばれます。
身体の隅々まで熱を運ぶには、自律神経と言う心臓や血流を調節する働きも大事。
- ③熱を逃がすただし、体温が高すぎても危険なので、余分な熱を逃がす機能が身体には備わっています。
手足の血管を拡張させ血行を促し、汗をかくなどして熱を発散させます。
上記の3つの働きのうち、ひとつでもうまくいかなくなると、身体は冷えてしまうんです。
体温が1度下がるだけで3キロ太るってどういうこと?
実は、たった1度体温が下がるだけで、人の体は免疫力が約30%、代謝が約12%も落ちます。
体の免疫力が下がると多くのウイルスの影響を受けやすくなって、風邪やアレルギー、病気になるリスクが高くなりますし、低体温はがん細胞の大好物なんです。
次に代謝が下がるとどうなるかと言うと、たとえば体重50キログラムのふたりが同じものを食べたとします。
体温が1度低い人は1週間で3キログラム太るくらい代謝が変わってくるんです!!
だから肥満やむくみ、下半身太り、二重アゴなどと水太りや便秘、肌荒れにもつながるんですね。
さらに血液も汚れはじめ、血行不良が高血圧や動脈硬化、肩こりや頭痛の原因となります。
あまりイメージがわかないかもしれませんが、血液=気の流れが悪くなることでエネルギーが不足して、頑張れなくなる、やる気がなくなってしまうという鬱の原因にもなっているんです。
この“体温低下=冷え”による体の不調は、どこかの臓器が病気になっているわけではありません。
なので検査をしてもなかなか不調の原因が見つからないため、自分で冷え対策する必要があるんです。
なぜ冷えると下半身太りになってしまうの?
冷えると下半身太りになってしまう理由は2つあります。
冷えると下半身太りする理由①貯蔵レセプターが多い
下半身は「貯蔵レセプター」と呼ばれる脂肪を蓄えるものが他の部位に比べて多く、上半身を1とすると下半身には6の割合で配置されています。
なので基本的に下半身は、上半身の6倍も脂肪をため込みやすくできているんです。
冷えると下半身太りする理由②冷えやすい部位
オフィスワークなどでずっと座っていると、おしりの筋肉がかたくなり、脚の血管を支配している交感神経が緊張します。
すると脚の血流が悪くなって、下半身が冷えるので、おしりや脚は冷えやすい部位になります。
冷えは脂肪の燃焼を妨げてしまうため、普段から下半身は冷やさないようにしたいところ。
下半身はこの2つの理由が相互作用して太りやすくなります。
冷えると固まる脂肪は燃焼しにくい性質があって、一度冷えてしまうとなかなか温まりません。
たとえば油が多い料理を冷蔵庫に入れておくと、油だけ固まっていることがあったり、いったんバター冷蔵庫に入れると固くなって使うときになかなか切れなかったり、溶けにくかったり・・・
これと全く同じことが私たちの体についている脂肪でもおきています。
つまり、一度ついてしまった脂肪が燃焼されることなく蓄積され続けると共に、老廃物や余分な水分が下半身に溜まって太くなるというわけです。
もしかして隠れ冷え症かも?たった5秒でできる冷え診断
人の体がきちんと機能する体温は36.5~37度くらいですが、36.5度以上ある=冷えていないわけではありません。
暖房が効いたオフィスや電車の中では、上半身は暑くても下半身が冷えていることも・・・体の芯まで冷えきっていると熱が表面に逃げてしまい、手足や顔が火照ることがあります。
自覚はないけれど冷えている、隠れ冷え症は意外に多いのです。
下記の項目で自分の身体が冷えているかをチェックしてみましょう!
サクッと5秒で診断できるのでやってみてください。
冷えチェック①朝起きたら布団の中でおなかに手を置く
朝目覚めたら布団に寝たままの状態で、片手を脇の下に挟みます。
その手を脇の下から外し、服の上からではなく直接おなかの上に置いてみてください。
脇の下と比べて、おなかのほうが冷たいと感じたら内臓まで冷えているということ。
目覚めたばかりの布団の中に入った状態では、本来は脇の下とおなかの温度は同じであるべきなんです。
冷えチェック②耳を折り曲げて、ふさぐ
場所や時間帯を問わず、耳を自分で折り曲げてみてください。
冷えていない人は、さほどの痛みは感じず、痛いと感じたら冷えている証拠。
飛び上がるくらい強烈な痛みを感じる人は、毛細血管まで血が通っていない状態なんです。
冷えチェック③朝の寝相を確認する
朝目が覚めたら、寝ついたときと「同じ場所」に「同じ姿勢」で寝ているかどうかを確認してみましょう。
「同じ場所」「同じ姿勢」つまり寝相良く朝寝ていたら冷えている可能性大です。
人は体のコリや疲れを取るために、寝ながらいろいろな姿勢を取ります。
そして布団が体温で温められるので、その暑さから逃れるために寝る位置を変えながら眠っているんです。
しかし、体が冷えていると布団が温まりにくいうえに、姿勢を変えたくて寝返りを打っても、移動先の布団が冷たいため、また元の位置に戻ってしまうという状況になります。
冷え症はひとつじゃない!4つのタイプとは
実は冷え症はひとつだけではなく、主に4つのタイプがあります。
1番多くあてはまる項目があなたの冷え症タイプです。
①四肢末端型タイプ
指先や足先など末端部分が氷のように冷たく、痩せ型や20~30代の女性に多いタイプ。
- 時々立ちくらみがする
- 運動はあまり好きではない
- 体温は36~36.5度前後
- 手足が冷たく、しもやけになることがある
- 足先が冷えてなかなか寝つけない
- 痩せているほう
- 冷房は苦手だ
- 1回の経血量が多く、生理痛や生理不順がある
- 顔色はくすみがちで、ニキビなど肌荒れしやすい
- 入浴はシャワーで済ませることが多い
靴下を2枚履きするなど末端を温めがちですが、冷えの感覚は緩和するだけで、根本的な冷えを起こす原因の解決にはなりにくいのが本当のところ。
温めるなら末端よりも胴体を温めて、摂取カロリーを増やし、運動するようにしましょう。
きちんと身体に熱が溜まれば、余分な熱を逃がすために手足の血流がよくなり、手足などの末端も温かくなります。
②下半身型タイプ
下半身が冷えているのに、上半身がほてる「冷え・のぼせ」の状態で、汗をかきやすいのが特徴。
日本人でもっとも多く、30代以降の男女に多いタイプです。
- 平熱は36度前後
- イライラしがち
- 喉が渇いら、つい冷たい飲み物を飲んでしまう
- すぐに冷房をつけたくなる
- ほてりを感じやすい
- 閉経前だ
- 上半身に比べて下半身が細いほうだ
- ニキビなどの肌荒れ、目の下のくまが目立つ
- 顔や背中から汗が出ることがある
- 便秘がち
多くはデスクワークなど座りっ放しによるおしりの筋肉のコリが原因なので、おしりのコリをほぐしましょう。
布団の上に仰向けに寝て、ソフトボールを「臀中」というツボの部分に当てて、体重をかけて押すと効果的です。
③内蔵型タイプ
手足が温かいので冷えの自覚症状はないが、おなかを触ると冷たく、内臓が冷えているタイプ。
30代以降の女性で、ぽっちゃりさん体型に多いのが特徴。
- 冷えの自覚症状はないのに、平熱が35度台
- 皮膚がかゆい
- 冷房が好きで、冷たい飲み物を好んで飲む
- 比較的薄着のほうだ
- 下痢と便秘を繰り返すほうだ
- 膀胱(ぼうこう)炎にかかりやすい
- 過去に過剰なダイエットをした経験がある
- 直接、手のひらで下腹部を触ると冷たい
- 疲れやすく、風邪を引きやすい
- 入浴時、熱くて湯船に入っていられない
袖のある下着を着てお腹を保温して、食べ過ぎないことを心掛けて普段からウォーキングなど軽い運動をしましょう。
身体の表面は温かく汗をかきやすいので、下着の素材には要注意。
汗を吸ってしまう綿などの素材は逆に身体を冷やす恐れもあるので、シルクや化繊などの蒸気を逃がす機能のある素材が無難です。
④全身型タイプ
代謝が低いのが原因で、手足などの身体の表面だけでなく内臓も冷え切った状態。
年中寒さを感じ、疲れやすく、不活発になりやすいのが特徴です。
- ほっそりした体形で、体力がないほう
- 貧血、もしくは低血圧
- 食欲不振で、すぐ下痢をする
- 運動は苦手で続かない
- 1年中、寒い
- 夜中にトイレに行きたくて目が覚め、熟睡できない
- 疲れやすく、いつも体がだるい
- 冷房が苦手で、暑くても冷たい飲み物は飲みたくない
- 冷えの自覚があり、平熱は35℃台またはそれ以下
- 顔色が青白く、乾燥肌で髪の毛がパサつきがち
全身型タイプの人は、甲状腺機能低下症などの病気が原因のこともあるので、一度しっかり検査や治療を受けてみて下さい。
上記にあげた4タイプの冷え症以外にも、身体の一部に冷えが集中した「局所型」や、いくつかのタイプが同時に起こる「混合型」もあります。
ありますが、どのタイプにも共通して効果的な対処法がウォーキングやストレッチなどの軽い運動。
熱(=エネルギー)を作るためにも、血流をよくして全身に熱(=エネルギー)を運ぶためにも役に立ってくれるんです。
冷えてない?間違った温活でさらなる冷え症に・・・!!
昔から「冷えは万病のもと」と言われるだけあって、冷えが体の不調や下半身太りに大きく関わっていることは知られています。
今では多くの女性がそれを改善するための「温活」も行っています。
でもその温活、もしかしたら間違った温活かもしれません。
体温には2種類あって、体の表面の「皮膚温」と、体の中心部の「深部体温」があります。
深部体温を上げるために、体温の約4割を生み出す筋肉をつけることが温活の基本。
次に血行を良くして体中にその熱(=エネルギー)を良き渡らせることが大切です。
ところが世間一般に温活として広まっている方法の中には、一時的に体を温めるだけで、その後冷やしてしまうものがあるんです。
ここでは間違った温活方法をチェックしていきたいと思います。
間違った温活①水または白湯をたくさん飲む
間違った温活②厚手のニットやアウター、ホッカイロで完全防備
間違った温活③毎日部屋でぬくぬく、ごろごろ…
基本的に体を冷やさないことは大切ですし、イライラすると血管が収縮され血行が悪くなって身体を冷やすので、ストレスをためずにリラックスすることも大事です。
ですが、熱の4割を生むのは筋肉。
1日中ごろごろしていると今ある筋力を減らしてしまいます。
間違った温活④電気毛布でおやすみなさい…
真冬だと、冷たい布団に入るのがつらいので電気毛布を使う人も多いですね。
ですが、一晩中つけっぱなしは皮膚温を上げすぎてしまい、体が睡眠中にメンテナンスを行うために必要な水分を奪ってしまいます。
それによって、のどが渇いて目が覚めて熟睡できないことも。
間違った温活⑤寝る時も靴下をはいたまま
足先が冷えているとなかなか眠れないですが、靴下をはいて眠ると血管が締め付けられて、逆に冷えてしまうんです。
また、眠りにつくには皮膚温を下げるために足裏から放熱することが必要ですが、靴下を履くことで熱を逃がすことができなくなってしまいます。
睡眠中に足裏の汗がこもるのもよくありません。
私も厚手の靴下を履いていたのですが、冷えるのに足の裏は汗をかくんですよね。
「汗っかきだからかな?」と思っていたんですが、放熱できずに汗をかいて、その汗が冷えて足先まで冷えてしまっていたんですね・・・
本当、間違いだらけの温活してました(^^;)
正しい温活で冷えを改善!効果的な方法はこの6つ!
普段の生活に軽い運動をプラスしたり、入浴方法を変えるだけで、ぐっと体が冷えにくくなります。
私の場合、以下の方法を普段から取り入れた結果、2週間で平熱が0.3度上がり、手足の指先の冷えも緩和しました!
冷えがツライと感じている方はぜひやってみてください。
どの方法もシンプルで取り入れやすいし、何より続けやすいのでおすすめです!
冷え症の治し方①常温で食べる
よくメディアなどで身体を「冷やす食べ物(陰性食品)」、「温める食べ物(陽性食品)」が紹介されていますよね。
ですが、身体を冷やす食べ物と呼ばれているものでも、そのほとんどは古典の解釈を間違っていたり、冷えるという客観的な証拠がありません。
「ホメオスタシス」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、私たちの身体には、もともと恒常性を保とうとする機能があります。
「暑くなったら身体は自然に汗をかいて体温調節する」などの機能です。
このホメオスタシスがあるので、ちょっとくらい冷えたものを食べて一時的に身体が冷えても、熱をつくってすぐに体温は元に戻ります。
なので野菜や果物を食べたりしたくらいでは、慢性的に冷えたり冷え症になったりすることはありません。
ただし、氷やキンキンに冷えた飲み物や食べ物などは、冷え症にはならないまでも確実に胃腸を冷やし、冷えの原因になります。
誰でもアイスやスイカなどの冷たい物を多く食べれば、一過性に胃痛や下痢を起こすこともあるので、冷えを避けたいなら野菜や果物を冷やしすぎないように注意し、できるだけ常温で食べましょう。
体温維持に大きな影響があるのは、冷える食材かどうかよりも、食事の量が少なかったり、たんぱく質が不足したりしていることのほうが問題。
熱を身体の中で作る力が低くなってしまうので気をつけてください。
冷え性の治し方②水は飲みたい時に飲む
夏は大量に汗をかくので水分補給は必須ですが、秋冬は大量の水分は必要なく、ある程度の水分だけで十分です。
「喉がかわいたな」と思ったら少しずつ常温以上で飲みましょう。
冷え性の治し方③薄手の重ね着やはらまきで下半身を重点的に温める
効果的に体を温めつつ冷えのぼせを防ぐには、「頭寒足熱」を意識して、薄手の重ね着で空気の層を作って下半身を重点的に温めるのがポイント。
発熱インナーやタイツなど機能性素材をうまく活用して蒸気を逃がしてあげるようにしましょう。
冷え性の治し方④日常的に軽めの運動を!
「四肢末端型」「内臓型」「下半身型」「全身型」4タイプの冷え症すべての軽減に効果的なのは、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動。
熱をつくるために筋肉を適度に動かし、血流を改善することでスムーズに熱の運搬ができます。
さらに、ストレスを解消し、自律神経のバランスを整える効果も!
必死に走る必要はなく、走るなら10~15分くらいのランニングで十分。
筋肉のアンバランスや身体的ストレスの原因である筋トレなどのハードな運動は、交感神経を優位にしてしまうこともあるので、楽しいと思える程度の運動が一番なんです。
軽めの運動として、筋肉の量が多いおしりや太ももに効くスクワットもおすすめ。
私はこのスクワットでヒップアップと太もも痩せすることができました!
こちらの記事で紹介しているのでチェックしてみて下さい。
冷え性の治し方⑤お風呂で外側からも内側からも温める
できるだけ毎日お風呂に浸かって、身体を芯から温めるとともに、お風呂で負荷をかけて、心臓を鍛えるのが運動不足なケースが多い冷え症の人には効果的。
38度のお湯に浸かる半身浴が流行していますが、実は半身浴も汗をかくほどの長風呂も、冷え症にはよくありません。
スマホやPCを日常的に使う現代人は、腕や肩、首など上半身が疲れ、ガチガチに凝り、冷えやすくなりがちなので、まずはそこをしっかり温めるために全身浴をしましょう。
病気などで身体が弱い方やお年寄りは、心臓に負担をかけないために半身浴をしますが、走ったり階段を登ったりできる健康な方なら全身浴で問題ありません。
また、長風呂は入浴後血圧が下がりやすくなり、めまいが起きるなどして危険なのです。
それでは全身浴の方法をご紹介しますね。
冬は身体が冷えているため、入浴すると湯船の温度は下がりやすくなるので42℃~43℃くらいにお風呂のお湯を設定しましょう。
夏なら41℃くらいがベスト。
まずは、首までお湯に浸かって、5分しっかり温まります。
できれば少し顔を上げて、後頭部まで温めると首や目の疲れが取れるのでおすすめ。
夏ならこの5分ぐらいの入浴で十分ですが、冬は腰から下が冷えがちなので、さらに5分入浴していましょう。
のぼせないように、身体を起こして肩を出してください。
一度しっかり温めた首や肩は、温まった血液が下半身から送られてくるだけで持続的に温めることができるんです。
これ、めちゃくちゃ身体が温まるんです!
今までただただ半身浴&長風呂していたんですが、冷え症の私からしたら38℃ってかなりぬるいんですよね。
浸かっているときはまだましなんですが、お風呂から出てしばらくすると寒くなって・・・
でも、この全身浴だとしっかり温まるので、その状態でお布団に入るので熟睡できるんです!
皆さんもぜひ試してみてください!
冷え性の治し方⑥眠れないときは足指ストレッチ
足先が冷えて、布団に入ってもなかなか眠れないことってありますよね。
睡眠不足は生活リズムが乱れて代謝が落るので冷えやすくなるのでなんとかしたいところ。
眠る時というのは、余分な熱を身体から放出し、脳の温度を下げて脳を休めます。
ですが手足が冷えているとうまく放熱できず、脳はクールダウンできないので、寝つけなくなるんです。
そこで効果的なのが足指ストレッチ。
ストレッチで足先の血流がよくなって身体全体が温まり、眠りやすくなります。
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椅子に座り、右足を左脚の太ももに乗せます。
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右足の指を左手で持ってギュッと曲げて、そのまま5秒キープ。
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5秒経ったら、パッと離します。このストレッチを、左右の足指で各5回ずつ。
まとめ
家族から「足死んでるよ・・・」と言われるくらい青黒く変色するほどの末端冷え症だった私。
冷え症は体質だと思ってあきらめていましたが、下半身太りが気になってきたのを機に、冷え対策を改めて見直すことにしたんです。
そうしたら今まで実践していたほとんどのやり方が、一時的に冷えを緩和するだけの間違った温活だったことがわかりました。
で、正しい方法で冷え対策したところ、2週間で平熱が0.3℃上がり、下半身もスッキリしてきたんです!
正しい知識を身につければ、必ず冷えも下半身太りも解消することができます。
皆さんもあきらめずに今日、ご紹介した方法をひとつでもいいから続けてみて下さい。
特に軽めの運動と入浴方法がめちゃくちゃ効果があるのでオススメですよ~!