風邪を引く・むくみ・肩が凝る場合に、気になるリンパですが、ダイエットにも影響があるのをご存知ですか?
リンパについては何となく知っていましたが、「リンパって何?」と聞かれたら、私は答えられませんでしたw
今回はリンパについて理解を深め、ダイエットに活用していただければと思います!
目次
リンパとは?
リンパとは、リンパ管・リンパ節・リンパ液の総称として呼ばれています。
それぞれどんな役割があるかみていきましょう。
リンパ節
身体に約800あるといわれているリンパ節は、細菌などを体に侵入させないようフィルターのはたらきがあります。
あらゆる場所に存在しますが、代表的なのは以下の場所で、流れを良くするためにマッサージすることが多いリンパ節です。
- 頸部リンパ節
- 耳下腺リンパ節
- 鎖骨リンパ節
- 腋窩リンパ節
- 腹部リンパ節
- 鼠径リンパ節
- 腋窩リンパ節
これらのリンパ節が圧迫されるとリンパの流れが滞り、むくみや冷え、しびれなどの不調を引き起こしてしまうことに…!
リンパ節は、体の関節付近である鎖骨や脇の下、肘、そけい部(太ももの付け根の部分)、膝の裏などにあります。
例えば長時間のデスクワークで脚がむくんでしまうのは、そけい部にあるリンパ節が圧迫されたためです。
リンパ管
体の細胞から出た老廃物などをリンパ液が静脈に運ぶのですが、リンパ管はそのリンパ液が通る管のようなもので、血管と同じように体中に張り巡らされています。
リンパ管はとても細く、運動不足や食生活の乱れなどですぐに老廃物が停滞してしまうんです。
リンパ管の流れが滞ると、老廃物や余分な水分が溜まりやすくなり、むくみの原因にも。
また、余分な水分や老廃物が蓄積すると身体に必要な栄養や酸素が細胞に届きにくくなり、代謝機能が低下。
代謝機能が低下すると太りやすくなったり、血流が悪くなったり、セルライトの原因にもなってしまうんです。
セルライトができると見た目の問題だけでなく、セルライトが原因で血流が悪くなり、冷えやむくみが起こって、またセルライトが増える…という負のループにはまってしまうことに!
リンパ液
血液は酸素や栄養を全身に送り届けるのが役割ですが、リンパ液は不要になったものを回収するのが役割です。
リンパが詰まってないかチェック!
リンパについてわかったところで、自分のリンパが詰まっているかどうかチェックしてみましょう。
- よく肩がこる
- 二の腕がたるんでいる
- むくみやすい
- 冷えやすい
- お尻が垂れている
- ほうれい線が気になる
- くま、くすみが気になる
- ふくらはぎがパンパン
- やせてもリバウンドしやすい
- 顔に脂肪がつきやすい
当てはまる項目が多いほど、リンパが詰まっている可能性大!
日頃からストレッチなどでメンテナンスしましょう。
リンパをスムーズに流す方法とは?
リンパは筋肉の収縮や、皮膚への圧力などの他器官からの刺激によって流れているため、筋肉が重要になってきます。
筋トレなどで筋肉をつけることはもちろん、筋肉が収縮と弛緩できるよう、柔軟性を保つことで、リンパがスムーズに流れるんです。
老廃物を排出させ、細胞に栄養や酸素を届ける為には、スムーズにリンパが流れてくれるからなんですね。
リンパをスムーズに流す方法はいくつかありますが、身体を温めることと、適度な刺激を筋肉に与えてあげるのがおすすめ。
お風呂につかるなどして身体の深部から温め、筋肉の血行を良くし、筋肉の緊張をゆるめてあげます。
おすすめの入浴方法はこちらで紹介しているので、チェックしてみてください。
それからマッサージなどで筋肉をもみほぐしてあげましょう。
リンパマッサージの効果とは
リンパマッサージの効果①むくみが改善する
リンパマッサージで体内に溜まった水分や老廃物を排出できるので、むくみ改善の効果が!
リンパの循環が滞ってむくんでしまうと、顔が腫れぼったくなったり脚が一回り太くなったりしますよね。
そのまま放置していると老廃物が体内に蓄積し、肌のくすみ、目の下のクマなど見た目にも影響が出てくるんです。
ボディラインを整えるのはもちろん、透明感のある美肌を手に入れるためにも、リンパマッサージを習慣として取り入れましょう。
リンパマッサージの効果②代謝が上がる
痩せやすい体になる為には、基礎代謝を上げることが大切です。
毎日のリンパマッサージでリンパや血液の流れを促すことで、代謝が上がりやすくなります。
他にも代謝を高める方法としては、筋肉量を増やしたり、冷え性や低体温の状態を改善したりする必要があります。
筋トレのハードルが高い方は、まずはリンパマッサージから始めてみてもいいでしょう。
リンパマッサージの方法
リンパマッサージを始める前に、軽く肩を回してリンパ節の流れを良くしておき、その後ゆっくりと腹式呼吸を行い、マッサージの準備を整えます。
肌を傷つけないためにもマッサージ用のオイルやクリームを用意しましょう。
オイルやクリームは好きな香りやテクスチャーを使うことでリラックスできますよ〜
洗顔後やお風呂上がり後に顔のマッサージをする場合は、化粧水で肌を整えてから行います。
リンパマッサージは順番がとても重要なので、まずは、リンパの最終的な出口である鎖骨のケアから始めましょう。
老廃物や水分の排出をスムーズに行うために、「鎖骨→肩→脇→腕→お腹→そけい部→脚」という順番でマッサージしていきます。
リンパマッサージ①鎖骨・肩
全身を循環したリンパは、左の鎖骨リンパ節で老廃物などを排出します。
出口が詰まっていると全身のリンパの流れが悪くなってしまうので、まずは鎖骨の内側からほぐしていきましょう。
- 手順1鎖骨の内側(骨の上部)をさする
- 手順2首から肩へとなで下ろす
- 手順3肩から鎖骨へとなでる
※1~3を10回ずつ行う
リンパマッサージ②顔
顔を強くこするとシワになりやすいので要注意!
優しい力加減でマッサージを行いましょう。
- 手順1口の下と顎の間を上から下になでる
- 手順2顎の先から耳の前に向けてなで上げる
- 手順3「目頭→頬骨→耳の下」をなでる
- 手順4「目頭→まぶたの上→目尻→耳の前」をなでる
- 手順5「耳の前→首→鎖骨」をなでる
※1~5を10回ずつ行う
リンパマッサージ③脇・腕
力加減に注意しながら、脇の下にあるリンパ節のリンパを流していきましょう。
二の腕が気になっている方にもおすすめですよ!
- 手順1右の脇の下を左の手の平で押さえて、優しく刺激する
- 手順2片方の腕を上げ、逆側の手で「手首→肘→脇の下」へと流す
※1~2を10回ずつ行う
※反対も同様に行う
リンパマッサージ④お腹・そけい部
- 手順1へその周りを「の」の字になでる
- 手順2へその下からそけい部へなで下ろす
- 手順3脇腹からそけい部へなで下ろす
- 手順4両手でそけい部のリンパ節を押さえる
※1~4を10回ずつ行う
リンパマッサージ⑤脚
そけい部・膝の裏にあるリンパ節を丁寧にもみほぐすことで、脚のむくみを解消できますよ〜!
- 手順1爪先から足首へなで上げる
- 手順2足首から膝の裏までなで上げる
- 手順3膝の表から裏へなでる
- 手順4「膝の裏を軽くもみほぐす
- 手順5「膝→太もも→そけい部」へなで上げる
- 手順6そけい部を軽く押してもみほぐす
※1~6を10回ずつ行う
リンパマッサージのポイント
リンパマッサージで押さえておきたいポイントをご紹介します。
リンパマッサージのポイント①継続する
リンパマッサージの効果はすぐに出るわけではありませんし、効果が出てもマッサージをやめてしまえば、またリンパが溜まってしまいます。
なので、毎日継続してマッサージを行うことがめちゃくちゃ大事なんです。
短い時間でも良いので、毎日続けて取り組むようにしましょう。
ただし体調不良のときは無理をせず、体を休めてくださいね。
また、アルコールを摂取した方、循環器系の疾患がある方、妊娠初期の方などはマッサージを行うのは控えてください。
リンパマッサージのポイント②夜寝る前、入浴中やお風呂上がりがおすすめ
リンパマッサージのおすすめのタイミングは、入浴中やお風呂上がりなど、血行がよくなった状態の時。
体が温まっているとリンパの流れもよくなるため、マッサージによるむくみ解消効果、基礎代謝アップ効果などをより感じることができますよ。
リンパはゆっくりと時間をかけて流れており、皮膚の下にあるリンパ管の先から、鎖骨付近まで至るのに約半日かかるといわれています。
リンパをより効率よく流すためには、起きている状態よりも、横になった状態のほうがリンパが流れやすいといわれているので、夜寝る前にやるのもおすすめですよ。
リンパマッサージのポイント③マッサージは優しい力加減で
リンパマッサージを行うときは、優しい力加減を意識してゆっくりと手を滑らせていきます。
入浴中の場合は、石鹸やボディソープを使ってマッサージをするのがおすすめ。
リンパマッサージの効果を爆上げする方法とは?
リンパマッサージはやるだけで効果が得られますが、効率的に効果を得る方法をご紹介します。
リンパマッサージの効果を爆上げする方法①リンパマッサージの前に水を飲む
マッサージの前にコップ1杯の水を飲むと、血液やリンパ液の濃度が薄まり、マッサージしたときに流れが良くなると言われています。
リンパマッサージの効果を爆上げする方法②リラックスした状態でマッサージをおこなう
ストレスから開放され、リラックスした状態でマッサージをすると、筋肉がゆるんでいるため体液の流れも良くなります。
音楽をかける・アロマを炊くなど、ストレスになることを考えない環境作りを取り入れてみてください。
リンパマッサージの効果を爆上げする方法③リンパマッサージのあとにも水分を摂取する
マッサージ後にも水分を摂取することで、リンパマッサージで血流を良くして、老廃物を早く体の中から排泄することができます。
注意!リンパマッサージだけでは本当に痩せることはできない!?
たしかにリンパマッサージを継続すれば、むくみの改善や基礎代謝アップなどダイエット効果が出やすい体になります。
しかし脂肪を落として本当に痩せるには、リンパマッサージだけでは不可能です。
ダイエットの基本である運動、食事管理が大切。
ダイエットの基本をおさらいしたい方はこちらをチェックしてみてください。
まとめ
年齢を重ねるたび、10代、20代の時と違う…!ということを日々実感しています。
リンパマッサージもそうですが、若い時はやらなくて良かったことも、30代に入ってからは、「このままやらなきゃマズい状態になるんじゃない…?!」って思うようになりました。
それくらい、体が老化しているということなんですね(^_^;)
でも、やれば体に変化が現れるのが確実にわかるので、継続しやすく、日々続けられていますよ。
また、ガードルも「おばさんが履く下着」と間違った認識をしていましたが、「美意識が高い人が履く下着」と理解してからは毎日着用するようになりました。
そのおかげで、体型維持もできています。
おすすめのガードルをこちらで紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
老化は待ってくれません。
始めるのなら今ですよ〜!