太りやすくなる原因に?!むくみを解消する方法とは

以前、私が働いていた職場は1日中立ち仕事。

夕方にはそれはもうパンパンに脚がむくんでいて…

転職してからはデスクワークになりましたが、1日中座りっぱなしなので、それはそれで脚がむくみます。

むくんでいると太って見えるのが1番嫌ですよね。

今回はむくみ知らずになる方法をご紹介します。

 

むくみって何?むくみの原因は?

体内組織(細胞)など血管の外側に、余分な水分がたまった状態のことを、むくみと言います。

むくみが起こる原因はいくつかあり、特に冷えや運動不足は密接に関わっているんです。

 

むくみの原因は?

血管からしみ出した血しょう(血液から赤血球、白血球、血小板を取り除いた液体)成分が、むくみの原因となる「余分な水分」です。

栄養分や酸素は血液によって運ばれ、血しょうが血管の外に出ることで組織液となり、体中の細胞、組織に運ばれます。

そして細胞が排出した老廃物や二酸化炭素を回収し、静脈やリンパ管を通じて心臓に到達、再び血液となって体中を循環します。

それが全身の血のめぐりが悪いと、組織液が静脈やリンパ管に回収されなかったり、リンパ管や静脈に回収されても、その先にスムーズに流れなくなったりしてしまうんです。

むくみは、この組織液などの余分な水分が、体内組織(細胞)など血管の外側にたまった状態をいいます。

身体を支えたり動かしたりする「骨格筋」が収縮することで、静脈やリンパ管を通る液体は心臓まで押し戻されます。

ですが、運動量や筋肉の量そのものが少なかったりすると、ポンプのように押し戻す力が弱いため、静脈やリンパ管の流れが滞り、細胞間にたまってしまうんです。

 

むくみを放置すると太りやすくなる?!

むくみは放っておいても元に戻りますが、もともと冷えや筋力不足がある場合は、積極的に解消するのがベスト。

むくみの原因である血のめぐりが悪化すると、ますますむくみやすい体質に…!

血のめぐりが悪化すると、身体の代謝が落ちるので太りやすくなってしまうんです。

また、むくんだ場所がケガなどによって感染を起こすと治りにくくなり、感染しないとしても、むくんだときは、ケガなどをしないように気をつけましょう。

 

シーン別むくみの原因!

先ほどむくみの原因は余分な水分が溜まることだとわかりましたが、どうして余分な水分が溜まってしまうんでしょう?

むくんでしまう原因をシーン別にみてみることで、解消方法がわかります。

 

どうして夕方になると足がむくむの?

日中、立ったり座ったりして過ごしている間、心臓は全身に血液を送り出していますが、時間がたつと重力によって、だんだんと足のほうに組織液がたまっていきます。

そうすると夕方に足がむくんでしまうんです。

足に送られてきた血液を心臓に戻そうとすると、重力に逆らうため大きな力を必要で、その力は、ふくらはぎの筋肉を動かすことで生み出されます。

座りっぱなし、立ちっぱなしで筋肉を動かさないでいると、足の血流が滞り、余分な水分が細胞間にたまってむくんでしまうんですね。

残業

ちなみに、むくむ人とむくまない人がいるのは、運動量や筋肉量の違いによるもの。

動いていても筋肉量が極端に少なければ、むくみやすくなります。

女性が男性よりむくみやすいのは、一般的に男性のほうが筋肉量が多いからなんです。

 

どうしてお酒を飲む&泣いた翌日に顔がむくむの?

アルコールは浸透圧(濃度の薄い側から濃い側に移動する圧力)が高いため、飲みはじめは尿として排出されます。

水分が排出された分、身体はその水分を補おうとして水分をとり、さらに、アルコールを分解するには水が必要なので、身体はより多くの水分を摂取します。

つまり、むくみの原因の一つは、この排泄量を上まわる摂取量なんです。

飲み会

また、一緒に食べることが多い食事やおつまみの塩分でもむくみやすくなります。

お酒のお供って塩分が多いものがほとんどですよね。

次に、泣いて顔がむくむのは、目のまわりの組織は粗く、水分が入るスペースが多いから。

また、血液から血しょう成分を取り出してつくられる涙は、泣けば泣くほど血液が使われて、血のめぐりが悪くなるんです。

さらに、泣いて目をこすったりして目のまわりに炎症が起きると、それを冷やそうとして水分(血しょう成分)が集まり、たまってしまうことでむくみが悪化してしまうという悪循環に…!

 

どうして生理前に身体がむくむの?

排卵後から生理前までの時期は、妊娠に備えた身体をつくる役割がある女性ホルモン「プロゲステロン」の分泌量が増え、体内に栄養や水分がため込まれます。

そのため、生理前に身体がむくみがちになるんです。

この生理前のむくみのメカニズムは一般的なむくみと同じですが、女性ホルモンが関わっているため、いつもより一層むくみやすくなります。

解消法は冷え対策と同じように、血のめぐりを良くすることが大切。

血のめぐりが良くなると、むくみそのものが解消され、女性ホルモンのバランスも整い、生理痛の緩和にもつながりますよ〜!

 

正しいむくみの解消方法は?

むくみは身体に水分がたまっている状態ということをお伝えしましたが、水分がたまっていると身体は冷えやすくなるので、ますます血のめぐりが悪くなってしまうことに…!

むくみがひどい人は、今回ご紹介する方法でリンパや血のめぐりを良くすることが大切です。

また、合わせて生活習慣も見直してみましょう。

 

むくみ解消方法①炭酸入浴で血流UPしながらゆっくりリラックス

38~40℃ぐらいのぬるめのお湯に炭酸ガス入りの入浴剤を入れ、ゆっくりつかりましょう。

炭酸には、血管を拡張して血のめぐりを良くする効果があります。

炭酸ガス入りの入浴剤を入れたお湯につかって全身に水圧をかけると、優先的に末端部分からむくみが解消されていくんです。

また、ぬるめのお湯につかってリラックスすることで、自律神経の乱れが整うので冷え性改善にも効果的。

座りっぱなしの人は片足のつまさきが水面から出るくらいまで上げて、5秒間キープ。

その後ゆっくりと戻して、もう一方の足も同様に行います。

これを左右交互に各4回行うとむくみ解消にめちゃくちゃ効きます。

お風呂

立ちっぱなしの人は、入浴後、立ったままで前屈姿勢を取り、前ももを両手で押しながら、ももの後ろを伸ばしましょう。

 

むくみ解消方法②長時間同じ姿勢をとり続けない

足の筋肉には、血液を上半身に戻す役割があるので、足の筋肉を動かさずにいると、血流が滞って血のめぐりが悪化します。

仕事で座りっぱなしという人は、1時間に1度はトイレに行くなどして歩くようにしましょう。

 

むくみ解消方法③アルコールを控える

アルコールを大量に摂取すれば、尿として余分な水分が排出されます。

普段からむくみやすい人は、自分にとっての適量を把握しておくことが大切です。

どれくらい飲めば、次の日むくんでしまうのかのラインを決めましょう。

私はお酒を飲んだ次の日には顔がパンパンにむくんでました。

単なる飲み過ぎですが、飲酒習慣はむくみだけでなく、痩せない原因の一つにもなっているので、飲み過ぎには注意したいところ。

太らないお酒の飲み方をこちらで紹介しているので、チェックしてみてくださいね。

 

むくみ解消方法④塩分を控える

身体内の塩分は、カリウムの働きによって尿や汗として排出されますが、塩分をとり過ぎるとカリウムによる排出が追い付かず、余分な塩分は体外に排出し切れなくなってしまうんです。

そのため、身体が水分をためて濃度を下げようとし、むくんでしまうので塩分の取り過ぎには気をつけましょう。

 

むくみ解消方法⑤夜は水分をとり過ぎない

食事は就寝の3時間前くらいまでにはすませ、その後の水分摂取は控えめにしましょう。

水

 

むくみ解消方法⑥温熱シート&ストレッチ

むくみがちな人にぜひ活用してほしいのが、温熱シート。

温熱シートを貼って温めることで、温まった血液が全身をめぐり、血のめぐりが良くなります。

デスクワークなど座っている時間が長い人は、内臓や血管が集まる腹部や、意外に冷えがちなひざの裏側に、立っている時間が長い人は、大きな筋肉や太い血管が集まる腰に貼りましょう。

温熱シートは、身体の深部まで熱を伝えやすい蒸気が出るタイプがおすすめ。


引用元:花王

座っている時間が長い人はその後、いすに座った状態でつまさきを床につけたまま、かかとを垂直に10回くらい上げ下げしてふくらはぎの筋肉を動かしましょう。

両足同時でも片足ずつでもどちらでも構いません。

1時間ごとを目安に動かすことで、足のポンプ機能を働かせることができるので、むくみ防止に繋がりますよ〜!

立っている時間が長い人は、ふくらはぎのはりをほぐすために、足を前後に大きく開いてアキレス腱とふくらはぎを伸ばしましょう。

どちらもめちゃくちゃ気持ちいいですw

 

むくみだけじゃない!温熱シートの活用方法

今回むくみ解消方法の一つとして温熱シートをご紹介しましたが、生理痛に悩む女性の方にもおすすめなんです。

温熱シートでなくても構いませんが、生理開始の1、2日前からお腹や腰を温めてみて下さい。

生理前のむくみ対策になるのはもちろん、子宮の血流が良くなり、子宮筋も緩んで、痛みが和らぎますよ〜!

もちろん、温熱シートは生理時に使用しても効果あり。

生理日および生理開始1、2日前から、肌に貼るタイプの蒸気温熱シートを下腹部に8時間使用したところ、8割以上に痛み改善効果があったというデータも出ています。

私もイ◯クイックなど、薬が手放せないくらい生理痛持ちだったのですが、かなり痛みが緩和されました。

 

まとめ

むくむと太って見えますよね。

それだけでなく、代謝が落ちることで痩せにくくなって、本当に太ってしまうことに…!

むくみ対策は普段から意識して行うようにしましょう。

むくみ対策としては、着圧効果があるストッキングレギンスを活用するのもおすすめ。

履くだけで引き締まった脚になるので、めちゃくちゃ便利ですよ〜

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